【解決事例】働き盛りで多忙な相続人様のケース
ご相談者様の状況
相続手続きご相談者様
今回ご相談いただいたのは、30代の女性で、仕事をしながらご両親と同居している方でした。
相続のご相談内容
日々多忙な生活を送るなか、突然お父様を亡くされたことで、様々な相続手続きを一手に担うこととなりました。
お父様の死後、各所への届出や公共料金の手続き、金融機関への連絡など、ご相談者自身でできる範囲のことは何とか対応されていたようですが、最後に残された「相続登記」については、「何から手をつけてよいのか分からない」と、明確な不安を口にされていました。
さらに、相続税の課税が想定される財産規模であったため、「税理士にも相談しなければならないのか」と不安が重なり、弊所にご相談に来られました。
お仕事を抱えながらの手続きは限界があり、何より「手続きに振り回されて、家族と気持ちを整理する時間すらなかった」とおっしゃっていたのが印象的でした。
司法書士からのご提案&お手伝い
ご相談者のご状況を踏まえ、まずは弊所が全体の窓口となり、相続登記をはじめとした遺産承継手続きを全面的に代行させていただくことをご提案しました。
また、相続税の申告が必要となる可能性が高かったため、当法人と連携している相続専門の税理士を紹介し、税金の見通しや二次相続対策まで含めたアドバイスが受けられる体制を整えました。
相続財産は、不動産が2か所、金融機関の預貯金、そして上場証券などを含む証券口座が複数確認されました。
相続人はご相談者とそのお母様の2名であり、比較的シンプルな構成に思えましたが、手続きを進める中で新たな課題が見つかっていきました。
相続手続きを行うメリット
手続きを開始して間もなく、被相続人であるお父様が所有していた不動産の一部が、実はご相談者の祖母との共有名義であることが判明しました。さらに不運なことに、手続き中にその祖母も亡くなられたことが分かりました。
この時点で、ご相談者は「これはもうどうして良いか分からない」と動揺されていましたが、私たちはすぐに祖母の相続人調査を開始しました。
その結果、ご相談者お一人が相続人であることが判明し、結果的には、お父様と祖母が共有していた不動産についても、すべてご相談者単独の名義で登記を行うことが可能となりました。
また、相続財産のうち証券については、お母様が相続されることになりましたが、「証券は内容が複雑でよく分からないので、現金にしてほしい」というご希望がありました。
そこで、弊所で証券の解約手続きを進め、指定された金融機関に解約用の口座を新規開設し、現金化して無事にお母様へお渡しすることができました。
一方、ご相談者自身は仕事が忙しく、平日に役所や銀行に行く時間が確保できない状況でした。
そこで、すべての戸籍類や必要書類の収集は弊所で代行し、財産目録の作成、登記の申請、預金や証券の解約に至るまで、一連の手続きを丸ごとお任せいただきました。
さらに、将来的にお母様が亡くなられた際の「二次相続」に備えた遺産分割協議書の内容にすることで、今回の相続に加え、将来のトラブル回避にもつながる対策を講じることができました。
「最初は、自分でなんとかしなきゃと思って頑張っていたけど、専門家にお願いして本当に良かった。仕事にも支障が出なくなったし、母とゆっくり故人を偲ぶ時間も取れるようになった」と、ご相談者は安堵の表情を浮かべていました。
まとめ
今回の事例は、仕事と家庭を両立する中で相続手続きを抱えることになった、ご相談者にとって非常に負担の大きいものでした。
しかし、専門家に一括して任せることで、ご自身の時間を確保しながらも、適切でスムーズな手続きが実現しました。
また、手続きの途中で発生した「共有名義不動産のもう一方の相続発生」という予期せぬトラブルにも迅速に対応し、結果的にはすべての不動産を一括して相続・登記することができました。
相続は、思いもよらぬタイミングで発生し、時間・労力・精神面の負担が非常に大きいものです。
しかも、手続きを後回しにすればするほど、関係者や財産の状況が複雑になっていきます。だからこそ、信頼できる専門家に早めに相談することが、結果的にご自身とご家族の大きな安心につながります。
「忙しくて手が回らない」「税金のことも不安」「何から始めればいいか分からない」——そんな方こそ、まずはお気軽にご相談ください。
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